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鶴家 一仁ソロダンス公演

The Speech Condition

2024 6.28~6.30

theca(コ本や honkbooks)

Schedule

6.28 ㈮ 18:00

6.29 ㈯ 14:00/18:00

6.30 ㈰ 13:00/17:00 ※各回開演30分前より開場

Venue

theca(コ本や honkbooks)

〒162-0801 東京都新宿区山吹町294小久保ビル2F

営業時間:12:00-20:00 休業日:火曜日

東京メトロ有楽町線 江戸川橋駅 3番出口より徒歩4分

東西線 神楽坂駅より徒歩7分

Ticket

前売・当日 3,000円

お問い合わせ 

☎:09053902499(主催) ✉:kaz.trgb@gmail.com

Description

タイトルの和訳は「演説の条件」。

演説は、私たちにとってそれほど身近な存在ではない。

――かといって、それほど遠いものでもないはずだ。

テレビか、街頭か、どこかで演説に接した経験は誰にでもあるだろう。――

と、こんなふうに私たちは演説との出会いを、むりやりひねりだしている。

「演説は知らない、あるいは無くても困らない」とは、なかなかに言いづらい。だって私たちは民主主義国家に生きているのだから。

あるいは、感動する演説も確かにある。

でもそこに一種のこっぱずかしさ、うさん臭さがただよう気もしなくはない。と、ちょっと、勇気を出して言ってみる。それを見て見ぬふりをして、内容に耳を傾けるのが親切な、大人の聴衆の態度なのであろう。

しかし、そもそもなぜ聴衆は親切でなければいけないのだろうか。

親切さが「演説の条件」であるならば、なぜ人々はそうまでして一人の言葉を聴き、しかもその人に心動かされようとするのだろうか。

演説者と聴衆、場を取り仕切るのはどちらか。

Cast・Staff

振付・出演

鶴家 一仁

英国Rambert school of Ballet and Contemporary dance卒。Pichet Klunchun演出「Toky Toki Saru」や扇田拓也演出「エリサと白鳥の王子たち」、Will Tuckett演出「ピサロ」、山崎広太、Antibodies Collective等の作品に出演。
身体と発語、テキストの関係性に着目した作品創作を行っている。

演説は、ダンスとはあまり相性がよくないかもしれない。

演説は言葉を操るからだ。

すると、それはむしろ演劇に近い。

演説は雄弁に語るテクニックである。

だが、それだけでは演説は成立しない。演説の条件として、切実に語る一人の人間と訴えかけられる人々がいるという状況が必要だ。

だが、やはりそれはダンスよりも演劇に近いと言える。

演説について考えていくほどダンスから遠ざかる(演劇とは近くなるけれども)。

この隔たりへ踊り出るための条件を、この上演を通じて考えたい。

​ドラマトゥルク:石見 舟・宮下 寛司  照明:studio hiari    音響:黒澤 陽

​舞台監督:青木 哲 制作:柴生田 七海・長江 湖春 記録:井上 良・アラキ ミユ フライヤーデザイン:大工原 和之
 

​主催:鶴家 一仁

​助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 [スタートアップ助成]
 

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